ロサンゼルスで働く美容師

Hipな街ロサンゼルスで暮らす美容師が 見た最新のヘアースタイルや 音楽、映画を発信!

11/20/2007

点と線

この道に入り人生の半分以上もやっていると自分が作るヘアースタイルでこだわりの部分が点、
料理で言ったら、隠し味みたいなものでしょう。
髪をカットするうえで、大半のヘアースタイリストは展開図が描けてヘアーを作りますがこれは線を描きそれを切るだけにすぎない。
線を切ることを覚えるのはベーシックカットを習う人達で十分だと思いますが、世界でもトップクラスの技術があるのに、残念ながら日本の美容師さんたちは(一部を除き)
流行のスタイル作りを誰にでもやりすぎに思う
ヘアーカタログを見れば皆同じように‥‥そう感じるのは自分だけか!!
確かに素敵なジャパニーズ・ヘアーですが、こちら(海外)の人たちは技術がなくとも見せ方、感性がずば抜けてすばらしい!!
感性こそが作りあげる作品に重要な一部ではないのでしょうか!!

自分は点で切ることにこだわりたい。

11/06/2007

INTO THE WILD

この一冊の本に出会ってから10年、ついに映画になりました。

1992年4月、ひとりの青年がアラスカ山脈の北麓、住むもののない荒野へ徒歩で分け入っていった。四か月後、ヘラジカ狩りのハンターたちが、うち捨てられたバスの車体のなかで、寝袋にくるまり餓死している彼の死体を発見する。彼の名はクリス・マッカンドレス、ヴァージニアの裕福な家庭に育ち、二年前にアトランタの大学を優秀な成績で卒業した若者だった。知性も分別も備えた、世間から見れば恵まれた境遇の青年が、なぜこのような悲惨な最期を遂げたのか?クリスは、所有していた車と持ち物を捨て、財布に残った紙幣を焼き、旅立つと、労働とヒッチハイクを繰り返しながらアメリカを横断、北上し、アラスカに入った。著者のクラカワーは、大学卒業後のクリスの人生を追いかけ、その時々にクリスと触れ合った人びとを捜し出してインタヴューし、彼の心の軌跡を検証する。登山家の著者にとって、クリスの精神は理解できないものではない。また荒野に魅せられた人びとというのは、昔からいて、さまざまな作品や記録が残っている。こうした精神史や自らの体験も踏まえ、共感と哀惜の念を込めて、クリスの身に何が起こったのかを描き出す。出色のノンフィクション。

http://www.intothewild.com/